
イトーキは、企業・自治体等と大学・学生が共創する会員コミュニティ立命館大学 社会共創推進本部「Ritsumeikan Innovation Network for Co-creation (RINC)」に参画しております。
その共創プロジェクトのテーマとして、生成AI時代の学びについて今後重要となる「アート思考の学びのスタイル」がどの様に変化していくか?を共に考えております。
そこで今回は、“Be a GAME CHANGER”をVISIONにし、希望を生みだすイノベーティブな人を育てる立命館守山中学校と、その卒業生で今は立命館大学で学生団体メレオンとして活躍している平井開陸さん、武田翔真さんにご支援いただき、中学3年生全クラスに対して「ミライの授業」と題してのトライアル授業を行いました。
なぜ今、アート思考が重要なのか?考えてみよう!
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立命館守山中学校の川辺純子教諭より授業の趣旨と、特別授業の講師となる平井さん、武田さんを紹介頂き授業がスタートしました。今回の授業では立命館守山中学校のVISIONである“Be a GAME CHANGER”となるために必要な要素である「問い→結合→実行」を体験的に学ぶことを目的とした体験授業としました。
そこで本授業でのテーマは「21世紀における桃太郎の結末とは」を考えることとし、初めにいつも授業でも使っている生成AIを使って調べてみました。答えはすぐに返ってきましたが、どれも似たような答えばっかりで、そこには自分の考えが入っていない画一的なものでした。
探究学習特化型AIエージェント「ぐりん」を使ってのミライ体験

次に行ったのはイトーキが開発している「探究学習特化型AIエージェント ぐりん」(以下、ぐりん)を使って、同じお題についてグループワークで考えてもらいました。
「ぐりん」は一般の生成AIとは異なるコンセプトで開発しているため、質問しても直接回答や情報を提供するのではなく、どうしてそう思ったのか?など生徒が自ら問いを立て、納得解を探す過程を助けるという構造になっています。そのため各グループワークでは、「ぐりん」に自由な質問をすることで、「ぐりん」がグループワークの一員として参加することになり、自ら考えた面白いアイデアとして「21世紀における桃太郎の結末」をグループで議論することが出来ました。

グループワーク分析システム「ミーティング アナリシス」を使ってグループワークを振返り

授業の最後にイトーキが開発を進めているもうひとつのツールであるグループワーク分析システムを使い、代表の1グループの内容を分析し、その結果を可視化することで、グループワークの振返りを実施することが出来ました。
これによりグループワークの中での会話の流れやキーワードなどが可視化され、グループメンバーや他のグループメンバーにも議論の内容を共有し、新たな気づきへと繋げることが出来ました。
最後に学生団体メレオンのお二人から「優れるな。異なれ。」「道なき道を行け」と言う熱いメッセージを伝えてアート思考を体験するミライの授業体験を締めくくりました。
立命館守山中学校 川辺純子教諭
生徒には数日前から「転校生が来るよ」と話していました。その転校生とはもちろんぐりんくんのこと。当日生徒たちは大人の私たちが想像していた以上に、ぐりんくんとの対話を伸び伸びと楽しんでいました。最近「予測不可能な未来」という言葉を見聞きしますが、ぐりんくんと出会った生徒たちは「未来っていいものだ」「楽しいものなんだ」という気持ちを強くしたのではないでしょうか。私たちよりも先の未来を生きる生徒たちに良い贈り物が出来たと思いました。
私共の学園には「未来を信じ 未来に生きる」という言葉があります。今回の授業はその言葉の意味を深く噛みしめることにもなりました。「ミライの授業」をもたらしてくれたイトーキ様、母校とつないでくれた先輩のお二人、本当にありがとうございました。
立命館大学 学生団体メレオン 平井開陸さん
生成AIが高度化する今、「正しい答えを出す力」よりも、「自分なりの問いを立て、意味を編み直す力」がより重要になっていくと感じています。今回の授業では、あえて正解のない問いに向き合い、AIと対話しながら考えを深めるプロセスそのものを体験してもらいました。イトーキさんの「ぐりん」は、答えを与えるのではなく、思考を揺さぶり、問いを前に進めてくれる存在であり、生徒一人ひとりの発想の違いや面白さが自然と引き出されていくのが印象的でした。また、グループワークを可視化して振り返る仕組みによって、自分たちの思考の軌跡を客観的に捉え直せたことも、大きな学びにつながったと感じています。中学生の柔らかな発想と、大学生、企業がフラットに関わることで、学びはより立体的で創造的なものになる。今回のトライアル授業が、これからの「ミライの学び」を考える一つのヒントになれば嬉しいです。
立命館大学 学生団体メレオン 武田翔さん
人工知能の発展は目まぐるしく、すでに我々の生活から切っても切り離せない存在となっています。先の読めない複雑な時代だからこそ、単に正解を検索するのではなく「考え続けること」がより一層求められています。今回の授業は、単なる教える側・教わる側という立場を超え、生徒とAI、そして私たちが「共に考える」という学びの形を体現できたと感じています。人工知能を単に恐れるのではなく、人類が使いこなすべき「武器」とする。その考えが反映されているのが「ぐりん」だと思います。立命館守山中学校の教育目標である「ゲームチェンジャー」を意識し、既存の「答え」を探すのではなく、自らの問いから「答え」を創り出す。「ぐりん」との対話が生徒たちにとって、「自分らしさ」を見つけ、それを伸ばしていくきっかけになれば嬉しく思います。また「ミーティングアナリシス」を活用することで、「ぐりん」が引き出した可能性や「自分らしさ」を可視化し、生徒たちの議論を新たな気づきへと繋げることができたと考えています。生徒たちの反応は非常に良く、私自身も心から楽しめた授業でした。この体験が、彼らの未来を切り拓く一助となることを願っています。
・探究学習特化型AIエージェント「ぐりん」
・グループワーク分析システム「ミーティング アナリシス」についてのお問い合わせ
株式会社イトーキ スマートキャンパス推進部 担当:小笠原・磯部
お問い合わせ先:info-smartcampus@itoki.jp































